かつて国内随一の水晶の産地として名を馳せ、多くの宝石愛好家やコレクターに親しまれてきた乙女鉱山。現在はすでに閉山され、自然公園の一部として静かに保護されています。
この地で産出された水晶は、無色透明で非常に高い透明度と美しい表面光沢が特徴です。澄んだ輝きの中にどこかノスタルジックな美しさを宿し、時を超えて私たちの手元に届きました。
失われゆく鉱山の記憶と、今を生きる感性が響き合う、特別な一点です。
天然石の宇宙を覗く 結晶が育つ過程で現れる色の濃淡。 閉じ込められた内包物。 天然だからこそ現れる石の個性を可能な限り美しく見せるのがロックシリーズです。 石の歴史をそのまま切り取ったような存在感のあるフォルムは、着用するだけでなく、眺める楽しみも持ち合わせています。 石と地金のシームレスなデザインは、日本に古くから伝わる貴石彫刻の技法「同擦り」によって仕上げられています。 手掛けるのは、甲州貴石彫刻の第一人者、詫間宝石彫刻。 多種多様な石の性質を見極めそれぞれの個性が引き立つ美しさを追求します。