やわらかなブルーのブルーカルセドニー。微小な石英の結晶が合わせって固まった石です。
光の角度によってふわりとオレンジが差し込む様子は、夕暮れの空を思わせる、静かな美しさをたたえています。石の中には、白くもやのように広がる「フ」と呼ばれる内包物があり、太陽に透かしたときに浮かび上がるその模様も、この石ならではの魅力です。
かつてコスタリカの旅で目にした、1000年以上の歴史を持つという巨大な石球。その存在から受けた強い衝撃がgyokuのインスピレーション源です。 人々は球体という存在に古来より惹かれてきました。 どこから見ても同じ形に見える球体の存在感は、ほかにはない唯一無二のもの。ずっと制作を共にしている山梨の職人たちが磨いた玉を「ギョク」と呼んでいたところから、「gyoku」と名付けました。 時に装身具として、また時に信仰の対象として、古くから人々を惹きつけてきた球体というモチーフを再解釈し、現代的なジュエリーとして表現しています。 昔ながらの技法で成形した球体のあたたかな丸みと、緊張感のあるセッティング。凛とした佇まいのなかに日本らしさを感じるアイテムが完成しました。